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特定非営利活動法人
ふくしま再生の会

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TEL:03-6383-5253
FAX:03-5397-5180
desk@fukushima-saisei.jp

若者の力、シニアの経験を世界の被災地「ふくしま」へ

ふくしま再生の会

<設立趣旨>

1.活動の目的

 世界・アジア・日本の社会に大きな衝撃を与えた東日本大震災・津波・原発事故により、私たちの意識は、根底から大きく揺さぶられています。被災地の人々は、瞬時に多くの生命と日常生活を根こそぎ奪われ、大地震・津波被害・原発事故の実態が明らかになるにつれ、今後の復興への道の困難さが浮き彫りになっております。
 さらに、現代科学技術史上最悪の原子力発電所事故という人災は、未だ終息への見通しも立たない混乱状態の中にあります。技術的な終息への試行錯誤が長時間にわたり続き、それにたずさわる多くの作業者への健康被害は増加し続けるでしょう。
 さらに、原子力発電所の周辺数十キロに及ぶ広範囲な地域の数十万の住民は、終息の見通しを示されないまま、長期間にわたり強制避難を強いられ、その生活基盤を奪われ、家族や地域の伝統と人間関係を壊されつつあります。
 この東京電力福島第一原子力発電所事故は、長年の日本政府による原子力政策の結果であり、原子力委員会・原子力安全委員会、原子力・安全保安院、東京電力、学術専門家集団、関係産業界さらにはマスメディア・評論家による人災であることは明確です。
 私たちはこの21世紀初頭に、大自然の大きな力の前に人間が翻弄され、さらに安易に自然をコントロールできるという慢心の上に敗北した原発事故と言う三重苦の福島地域において、自然の力の前に謙虚に学びつつ長期間にわたり、自然を構成する空気・土・水・海・植物・動物そして人間の営みの本来の姿を復活させていかなければならないと思います。
 このためには、被災を自分のものとして自立的に考える諸個人・諸国民、農林水産・牧畜などの知恵を持つ人々、自然を観察し分析するさまざまな技術を持つ人々が集まり、被災住民とともに学びつつ、本来の自然とそれらと共生する人間の生活を復活させる必要があります。
この中で、長期にわたる原発の廃炉過程を看視し、最終的な自然にもどる姿、地域再生の方向を見届けたいと思います。

2.活動内容

(1)テーマ

若者の力、シニアの経験を集め世界の被災地「ふくしま」の再生を目指す"自然と生活の再生に集う「ふくしま再生の会」"開設。

(2)組織

趣旨に賛同する個人会員による自主的な活動。会員による調査・実験・交流・実行を図る。
企業・組織の物資提供、経済支援、専門知識の提供、人的支援を得る。

(3)活動拠点

避難を余儀なくされた地域の土地家屋を有償で借用し、自然と生活を復活再生させるための調査・実証実験・交流・事業実施を実行する。
災害地の安全が確認でき、農林業・水産業・牧畜業が可能な状態が回復できた段階、または持ち主の意思でいつでもお返しする。

(4)情報受発信

「インターネット放送局」を開設し、リアルタイム情報を提供し地域外に強制移住をよぎなくされた被災住民が故郷の状況を常時見られるようにする。また、建物・環境・法律問題・健康問題などの専門家ボランティア・ネットワークを構築し、総合生活相談の体制を組む。

(5)国際協力

海外からの日本留学生・在日諸国民等の参加を得て、世界の経験を活かした計画の展開を図る。また日本での被災と復興活動の知見・ノウハウを蓄積・公開することで、災害対策に向けた国際交流を進める。

(6)財政と運営

<収入> 1人年1万円の会費プラス一口3000円の寄付(自由)で運営する。
              (寄付控除の「認定NPO法人」をめざす)。
<支出> 事業運営費用
              専従的なスタッフの経費
              ボランティアなどの支援(経費)

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