四季報

現地活動”春夏秋冬”

ふくしま再生の会は、現在八つのチーム・プロジェクトで活動しています。それぞれの活動の目的や内容と、次の四半期の活動予定をまとめ、「四季報;現地活動“春夏秋冬”」としてWebサイトコラムとして掲示しました。ふくしま再生の会の現地の活動を継続して紹介するために、このコラムを四半期毎にアップディトしますので、ご覧ください。

各チーム・プロジェクトの活動にご質問のある方、”試しに参加してみようかな”と思われた方、下記のふくしま再生の会事務局へ、メールでご連絡ください。
ふくしま再生の会事務局; desk@fukushima-saisei.jp

チーム・プロジェクト 各チーム・プロジェクトの
目的と活動内容
春季(4〜6月)の活動予定
 アートによる村興し 人間は自然の一部であり自然の中で命をつないでいます。こうした考えに共感するアーティストが村内で村の方々と協働して制作するプロジェクトを手掛けてきました。これまでにアートディレクターの北川フラム氏の推薦を受けた長谷川仁氏、松田重仁氏、酒百宏一氏がそれぞれ飯舘村の自然を素材に作品を制作し、作品は若者が運営する図図倉庫に展示しています。 図図倉庫で進めている「ふくしま再生の会」の展示準備を続けていきます。夏前には全体が完成する予定です。展示は、従来の霧箱、クルックス管、NAL放射線測定器に加えてイスナデザインによる宇宙の初めから未来の飯舘村の暮らしを表した10枚組のタペストリー、電磁波や放射線崩壊、周期表、原発事故の構造、土壌測定の方法と結果を示したボード。実際に測定を行った土壌サンプルなどです。展示にあわせて放射線の発見の歴史を解説した「環境世界Vol.素粒子からみた環世界」を発行します。
健康医療ケアチーム 医師をはじめとし、医療・看護・介護領域等にかかわる会員と、飯舘村内の医師・訪問看護ステーション・民生児童委員協議会・老人クラブ等とが連携して、高齢者が健やかに暮らせるお手伝いをしています。(毎月1回月初の週末に活動) 冬期の休みが明けて、4月14日に今年初めての「健康一番の集い」を開催します。5月12日に第二回が続きます。
また今年の3月22日に「健やかに暮らせるいいたての会」が、100名以上の村民の賛同を受けて設立されました。健康医療ケアの活動の協働団体です。
サークルまでい 東京大学農学部(東京都文京区)の復興支援室(サークル室)で、飯舘村から送られてくる種々のサンプルを、放射能測定の為に調製しています。(測定サンプルがある場合;毎週火曜日) (定期の活動計画はありませんが、左記の通り依頼に応じて放射能測定のサンプル調整を、火曜日にします。)
里山再生活動 里山の土壌や樹木の放射能汚染を調査し、雑木林の除染・植樹など実施して、里山の再生活動を行っています。(毎月1~2回週末に活動) 手入れ;2022年〜23年に植樹したツツジ・クリ・カリン・クヌギの育ちを確認して手入れをします。またツツジ花壇を巡る歩道を作ります。
調査;今年栽培するキノコと山菜に合う場所を里山林内で選定します。
炭焼き;2022/3の福島県沖地震で崩落した土窯を、5〜6月に再建します。
スマート農業の試験研究 IoTを活用した農林畜産農家の支援をしています。(毎月2~3回週末に活動) 学生と大学の卒論・修論研究として実施しているのでボランティアでお手伝い頂く作業は特にありませんが、通信・アンテナ関係のプロの方の参加やアドバイスがあればありがたいです。
モニタリングチーム 放射線量や放射能濃度の測定を通じて、農林畜産農家と住民の支援をしています。(不定期) (定期の活動計画はありませんが、放射線計測・放射能測定の技術をお持ちの方、もしくは今後習得して計測支援活動を継続的に実施できる方の参加をお待ちしています。)
野草班チーム 原発事故後の2012年から、冬場を除き、毎月飯館村へ一泊または二泊で通い、コケやキノコや野草類の放射線量を測定しています。ここ数年は、飯館村の自然を宣伝するために、季節の花や景色の撮影も積極的に行っています。  4~6月の間に3~4回飯館村に通い、野草(主として苔)の放射線量の継続測定を行うと同時に、村内に咲く樹木や野草の花たちの写真を撮り、飯館村の美しい自然の紹介に役立てる活動をします。
ワイン用ブドウ栽培 飯舘村佐須に三つのブドウ畑を拓いて、美味しいワイン造りを目指し、現在約400本のブドウを栽培しています。(毎月2~3回週末に活動) 定植;4月7日に滑と佐須の三つの畑に合計80本の苗木を植えます。
連休;新芽が一斉に顔を出し、ブドウ畑が黄緑と薄桃色で彩られます。
5月;昨秋に収穫したブドウは果汁になって醸造タンクの中で眠っています。眠りから醒めワインに生まれ変わる5月が待ち遠しいです。

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