現地活動”春夏秋冬”
ふくしま再生の会は、現在八つのチーム・プロジェクトで活動しています。それぞれの活動の目的や内容と、次の四半期の活動予定をまとめ、「四季報;現地活動“春夏秋冬”」としてWebサイトコラムとして掲示しました。ふくしま再生の会の現地の活動を継続して紹介するために、このコラムを四半期毎にアップディトしますので、ご覧ください。
各チーム・プロジェクトの活動にご質問のある方、”試しに参加してみようかな”と思われた方、下記のふくしま再生の会事務局へ、メールでご連絡ください。
ふくしま再生の会事務局; desk@fukushima-saisei.jp
チーム・プロジェクト | 各チーム・プロジェクトの 目的と活動内容 |
夏季(7〜9月)の活動予定 |
アートによる村興し | 2021年からアートディレクターの北川フラム氏推薦のアーティストと 飯舘村村民との協働による作品作りを行っています。飯舘村の植物を素材・テーマに作品を制作してきました。現在まで、長谷川仁氏、松田重仁氏の作品が完成し図図倉庫に展示しています。 | 当会の活動の基本にあった思いをイラストとして表現して、図図倉庫に展示する予定です。飯舘村の植物を利用してアート作品をつくるワークショップを10月14日に行います。また霧箱・クルックス管、2014年から全村の放射線測定に利用してきた3インチのNAI測定器を展示しますので、図図倉庫にお出かけください。 |
健康医療ケアチーム | 医師をはじめとし、医療・看護・介護領域等にかかわる会員と、飯舘村内の医師・訪問看護ステーション・民生児童委員協議会・老人クラブ等とが連携して、高齢者が健やかに暮らせるお手伝いをしています。(毎月1回月初の週末に活動) | 10月9日・11月5日に村の公共施設(ふれ愛館)で、お年寄り住民の皆さんと左記のサポートチームで、「健康いちばん!の集い」を開催します。高齢者が健やかに暮らせるお手伝いをしています。11月5日の集いには、「いいたて太極拳サークル」の方による「ゆったり太極拳」を会場にお集まりの皆さんと体験します。なお、12月~翌年2月までは、集いはお休みにします。 |
サークルまでい | 東京大学農学部(東京都文京区)の復興支援室(サークル室)で、飯舘村から送られてくる種々のサンプルを、放射能測定の為に調製しています。(測定サンプルがある場合;毎週火曜日) | (定期の活動計画はありませんが、左記の通り依頼に応じて放射能測定のサンプル調整を、火曜日にします。) |
里山再生活動 | 里山の土壌や樹木の放射能汚染を調査し、雑木林の除染・植樹など実施して、里山の再生活動を行っています。(毎月1~2回週末に活動) | ブルーベリーの植樹とドラム缶を使った簡易炭焼き窯で炭焼きを行う予定です。またツツジやクヌギを植樹した里山に、散策用の歩道を整備します。一方10月14日と15日に星空観望会を宿泊施設;風と土の家で開催しますのでお出かけ下さい。 |
スマート農業の試験研究 | IoTを活用した農林畜産農家の支援をしています。(毎月2~3回週末に活動) | 学生と大学の卒論・修論研究として実施しているのでボランティアでお手伝い頂く作業は特にありませんが、通信・アンテナ関係のプロの方の参加やアドバイスがあればありがたいです。 |
モニタリングチーム | 放射線量や放射能濃度の測定を通じて、農林畜産農家と住民の支援をしています。(不定期) | (定期の活動計画はありませんが、放射線計測・放射能測定の技術をお持ちの方、もしくは今後習得して計測支援活動を継続的に実施できる方の参加をお待ちしています。) |
野草班チーム | 原発事故後の12年から、冬場を除き、毎月飯館村へ一泊または二泊で通い、コケやキノコや野草類の放射線量を測定しています。ここ数年は、飯館村の自然を宣伝するために、季節の花や景色の撮影も積極的に行っています。 | 10月の現地活動は9日〜10日の二日間です。11月には三日間の活動を予定しています。いずれも主として苔の定点放射線量測定、及び花や紅葉の写真撮影です。12月は事務所の大掃除と、時間があればコケの測定をします。(11月と12月の日程は未定です。) |
ワイン用ブドウ栽培 | 飯舘村佐須に三つのブドウ畑を拓いて、美味しいワイン造りを目指し、現在約400本のブドウを栽培しています。(毎月2~3回週末に活動) | 今年のブドウの収穫は、大凡赤ワイン用ブドウが130kg、白ワイン用が30kgで、昨年の二倍を超える量となりました。5月初旬の遅霜に多くの新芽が被害に遭い、失意の中から始まりましたが、半年間多くのことを経験しながらなんとか収穫まで持ち込むことができました。休眠期に入った10~12月は堆肥や蠣殻の施肥による土壌改良の作業を予定しています。 |