活動記録

稲の栽培(2015~2019)研究論文が公開されました

ふくしま再生の会では2012年から継続して菅野宗夫さんの圃場での稲の栽培を行っています。2014年以降、玄米の全袋検査で検出限界値以下(<25Bq/kg)を確認し、会員間での試食を行っています。2015年から2019年にかけてワラの鋤き込み・カリ施肥を行った圃場での玄米とワラの放射性セシウムは下がり続けています。その結果についての論文がRADIOISOTOPES誌2月号に掲載されました。“この4年間に土壌の放射性セシウム濃度がほとんど変わらないのにも関わらず、稲の放射性セシウム濃度は毎年ほぼ40%下がったこと、これは土壌粒子内部への放射性セシウムの固定化(エイジング)が進み、稲に吸収されにくくなることによると推定される”というものです。

以下よりお読みいただけます。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/radioisotopes/70/2/70_700204/_article/-char/ja

2012年から2013年の稲栽培の結果もRADIOISOTOPES(2015年)に掲載されています。圃場へのカリ施肥の玄米の放射性セシウム低減効果を確認したものです。以下よりご覧ください。
https://doi.org/10.3769/radioisotopes.64.299

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