活動報告

サークルまでい飯舘ツアー

カテゴリ: 報告日:2017/09/29 報告者:SanoTakaaki

2017年9月11~12日、サークルまでいの仲間たち22名で飯舘村をバスで訪問しました。サークルまでいは東大農学部で土壌、野菜、稲など飯舘村で採取されたサンプルを、測定器にかけられるように専用容器に詰めたり、計量したり、測定結果をデータベースに登録するといった作業を毎週続けています。メンバーには、現地に行きたいが週末に足を運ぶことがなかなか叶わない方もいます。今回はそうした仲間の思いをかなえるとともに、避難指示解除後の飯舘村の姿とサンプル採取の現場を知ることを目的として企画されました。

9月11日(月)
8:30東大農学部3号館前から出発。東北自動車道を北上し、大谷PA,安達太良SAで休憩、昼食購入。都内渋滞等で遅れたため、飯舘事務所に寄らず村役場直行に変更。宗夫さん、田尾さんとオープン間もない道の駅までい館で合流。
14:00村役場に到着。復興対策課農政係杉岡係長より、飯舘村の復興に向けた取り組みの現状、営農再開ビジョンについて説明を受け、質疑。その後、役場玄関近くの村歌の石碑を見て、隣のいちばん館で非破壊簡易放射能測定器を実施見学。いいたてホーム、新しい小中学校を見つつ、今なお帰宅困難区域である長泥地区のバリケード前で下車。車内での説明をききながら比曽、飯樋を回った。
17:30川俣町の旧小島小学校を改造したおじまふるさと交流館に到着。食堂で夕食後、懇親会。
第一部 宗夫さんから、帰村と新しい村づくり/何を目指すのかの説明、田尾さんの補足説明を受ける、第二部では参加者の自己紹介、フリートークを行った。

9月12日(火)
8:30 おじまふるさと交流館出発し佐須へ向かう。
9:30 ふくしま再生の会飯舘事務所着。
ハウス、田圃などサンプル採取場所見学。宗夫さん、田尾さん指導による土壌採取、稲採取の実習と見学。
10:30 出発。佐須公民館、旧佐須小学校校舎を見学。ハウスで作業をしていた菅野永徳さんにも来ていただき、小学校の歴史の話をうかがう。
11:00 山津見神社にお参り。禰宜さんの案内で、オオカミ天井絵を見学。
11:40 前田の田園風景を横目に、村民の森あいの沢であいの句碑、蓮の咲く池、温泉場、宿泊体験館きこりを眺め、道の駅までい館にてお弁当を受け取る。
12:50 小宮マキバノハナゾノに到着。上の畑で球根を植えていた大久保金一さんの話を伺って一緒に昼食。下の水芭蕉畑ではゼオライトを播いていた。
14:00 現地出発。宗夫さん、田尾さんと別れて、南相馬ICから常磐自動車道へ。四倉PA,友部SAで休憩。車中では、サークルまでいの活動、村からの受託事業である全村田んぼ土壌採取、測定等について説明、質疑。首都高八潮PAで休憩。
19:20 農学部到着、解散。採取してきた30cm土壌サンプルをサークル室へ持って行き、無事に終了。

参加者の感想はこちら(PDF)

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